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曼珠沙華と花男くん
朝方の家のドアを開けると、玄関先のつくばい石に、赤い曼珠沙華が投げ入れてあった。誰だろう。

妖しくて子どもの頃から好きな赤い花。その形がどこか懐かしい夏に遊ぶ手持ち花火似ている。

細い茎を拾いあげると、残されたつくばいの水には、夏を惜しむ最後のボウフラが踊っていた。

曼珠沙華と花男くん_d0074542_8125023.jpg

アトリエにあった自作の鉄釉ピッチャーに活けかる。赤い曼珠沙華は天上から降る吉兆の花。

こんな田舎暮らしでも洒落ていることがあるなと思った。美しさか、妖しさゆえか死の匂いとも言われるが、

生死の匂いが此岸彼岸という今に咲きであり、エロスな生命そのものなのだろう。



しばらくして再度、家のドアを開けると華道家 Hさんがウロウロと立っていた。なるほど。アナタでしたか。

こんな洒落た出来事がここらの田舎である訳がないなと、思ったからな。

よくよく思い出してみれば、Hさんと仕事での打ち合わせの日。


新潟での【水と土の芸術祭】である泥花プロジェクトのラストシーンである稲刈り後、

稲穂と藁のアートな細工の打ち合わせと、来年の障害者さんとのアートコラボレーションの打ち合わせ。

曼珠沙華と花男くん_d0074542_8113551.jpg

確かに赤い曼珠沙華の意味するように、Hさんの顔に似合わず?吉兆吉報であった?

せっかくの休みの日にM夫人も同行してくれたこともあり、食事や温泉なども少し楽しみました。

何より同行していただいたM夫人ファンですから、吉兆はそれでしょうかね。

M夫人の写真の方は秘すれば花、ご勘弁。   出町光識 


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by super-bird | 2009-09-23 08:14 | 気になるおしゃべり
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