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どんな道でも道は道
焼物を始めた頃からの友人F氏が訪れた。


彼とは同じジャンルの焼物でもまったく違う道を進んでいる。


作りたい形態や系統の世界が違うのだからあたりまえだが

ここまでも同じ職業でも違うのかというほどいつも驚く。


例えば建物にいろいろあるのに似ているかな。

高層ビル、2×4住宅、注文住宅、古民家再生、神社仏閣など

皆どれもが広い意味で建築業だがまったく違うものである。


その友人とは修業時代の途中までは同じような道であったが

いつの頃からかそれぞれの夢をみて

迷いながらずれはじめ

わき道をくねくねや辻を曲がりに曲がり

まったく違う道を進んでいる。


同じ事と言えばただ土を焼いていることだけだろう。


しかしながら不思議とそれぞれのジャンルの枠を超えた

焼物の話が出来るは

茨城県の笠間焼から栃木県の益子焼まで

総勢900人を越える焼き物に携わる人がいても

なかなかいないのが現状である。


ある意味で彼のみといっても良いだろう。


久し振りに話すのは良いもんだ。


何だか住む世界は違うがもがき生きているのが頼もしい。


まあ、あまり近ずきすぎても

ここまで違うと距離を置いたたまにがいいのだろう。


それぞれがひととき

道脇の木陰で休む感じに似た時間かな。

若い頃のふたりに返ったかな。   出町光識


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by super-bird | 2007-03-07 20:28 | 気になるおしゃべり
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