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明星大学講義(人情韓国陶芸紀行9)
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(明星大学教室
講義を受講した大学院生と
李教授と筆者[中央] )


大学の教壇で講義するのは2回目。


2000年に同韓国のキョンヒ大学で

ワークショップと講義を行なったことがある。


その講義内容は『足元の土を使おう!』であった。

あまり成功したとはいえないな。

準備不足と初めてのことだったしね。(言い訳です。。。)


今回は準備万端?。。。あくまでも自分的にだが。


あれから日本国内の保育園や小学校、養護学校で

数多くワークショップや講義を行なってきたから

少しばかりの経験知は積んではきた自信もある。


自分が弟子についた師匠は

長い間(27年ぐらいかな)アメリカのコロンバス芸術大学で

陶芸の教授をしてきた方でしたから


修業時代に笠間窯業指導所のアルバイトで

デパートなどのロクロ実演などに行くことを

喜び進めてくれた、いつか役に立つからとね。


陶芸家になってもワークショップは

プロとしてのひとつの見せ場であると考えてきた。


これも秘密主義の虎の巻である日本と

海外の差かもしれない。


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(『真壁2002天降』のDVDを
使い講義。)



講義テーマ『薪窯焼成と出町流釉薬法』


まずは自己紹介として

アートプロジェクト『真壁2002天降』で自分の陶芸コンセプトと

住んでいる町の紹介。

第1部の内容は

信楽陶芸の森での穴窯焼成と

笠間日韓アーティストキャンプの穴窯焼成の方法。

第2部の内容は

出町流釉薬の基本的考え方、釉薬掛け技法、実践。


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(持ち込んだテストピースで
釉薬の虎の巻を話す筆者。)


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(過去のスライドで
作品つくりの説明しました。)


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(釉薬掛けワークショップも
行ないました。)

3時間半に及ぶ講義は熱気のうちに終わりました。


学生の皆さんの質問や興味も幅が広く

水循環する約束の地という焼き物における

自己コンセプトにも感銘と質問があったし

薪窯の焼成法の興味や

釉薬掛けには聞き漏らさずに熱心にメモを取る姿に

こちらが戸惑うほどの盛り上がりを見せましたね。


でも、1番多くのことを学んだのは自分かもしれない。


明星大学 李秉夏 主任教授に感謝がつきません。

ご理解とお招きくださり本当にありがとうございました。   出町光識 

追伸 韓国人の中で1番僕の制作コンセプトを知る弟子Hさん。
    その通訳あっての講義成功に感謝します。    


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by super-bird | 2007-06-01 10:06 | ワークショップ
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