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ひまわり
夕方散歩をかねて隣町の宮山公園に果物を買いに出かけた。

そこでは地元の農産物が安めに手に入るので

たまに出向くようにしている。


いつもは地元農家Sさんと契約して

季節の野菜だけは手に入れるのだが

それで足りない分をここで補うのだ。


今日は丸まると美味しそうな梨を買うことにした。


たった1袋の梨を自動車に乗って買いにいくとは

何となく逆の意味で贅沢でもあるな。


梨を買い求めてからは歩いて周囲を散策する。


花より団子とは言うが人間は食べるだけでは満たされない。

心に季節の栄養も必要だからね。


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公園近くにはひまわり畑が広がっており

筑波山を背景になかなかの見ごたえでものである。


ひまわり_d0074542_21251963.jpg

まだまだ、ひまわりは満開とはいかないが

さまざまな種類のひまわりが咲いている。


ひまわり_d0074542_2130206.jpg

ひまわり畑というと中学生の時に

学校体育館の映画鑑賞会で見た


ヴィットリオ・デ・シーカ監督の『ひまわり』を思い出す。


恋愛映画だけに鑑賞する前に担任の若い女の先生が

言い訳じみて映画の素晴らしさを長々説明していたな。

恥らっていたのだろうか。。。


まあ恋愛映画だけに思春期の僕らに気を使っていたのかな。

そんな時代か。。。


この映画をすでに僕は見たことがあったので

確かに色気もあるしソフィア・ローレンさんの豊満な色気に参っていたな。

自分は彼女のような肉感な色気には弱いのだ。



ひまわり畑を眺めてはあの映画音楽の

名曲が聞こえてくるような気がした。

元気な顔立ちのひまわりだけになんとも悲しみは漂うものだ。


ひまわりと言えば黄色が浮かぶ。


黄色は日本映画監督 木下恵介監督が

好んで悲しいシーンで撮影カットのフレーム中に

意識的に入れていた色彩と記憶している。



まだ夏は続くがこの暑さも、

映画 『ひまわり』の恋のように過ぎていくのかな。


ひまわり_d0074542_21264579.jpg


秋になれば季節の花でまた違った感傷的になるだろうか。

コスモス。。。曼珠沙華。。。萩。。。    出町光識


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by super-bird | 2007-08-24 21:47 | 映画TV
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