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笠間系陶
京都出身のカメラマンSさんと、新宿での個展会場から近い酒場で

呑んだ酒盛りの席で、酒のつまみ話に茨城ゆかり陶芸家について話した。

こちらも陶芸家?のハシクレ、もしくは陶芸オタクなもので、

熱がこもればこもるほど熱弁。。。でも文化がないと一言で吐き捨てられた。

これも京都流禅問答ですかな。

反論すべはなく、意見をのむしかない。。。。


何故ならそれを語り継ごうとか、系統立て文脈を守ろうというのが

茨城県内には皆無だから、つまり文化がないということになる。

そのところが京都と違うのだろう。(信楽焼という奥座敷まで含めてね。)

歴史の重みや積み重ねは一長一短ではないからね。

さて茨城の陶芸? と意外に思われるかも知れないが、

戦後かなり多くの陶芸界において重要な人物や、ムーブメントを起こし排出している。

彫刻界においても、陶を好んで素材にしている作家も多い。

幅としてもかなりユニークなのものである。

声を大にして言おう~。焼き物では京都にけして負けてはないよ。

鑑賞者のニーズがないといえばそれまでだが、その一言ではすまないだろうね。

文化というものはそこまで持って守り、作り、主張するもの。

時にはその価値観のため、戦わなければならない。

コレをくだらんオヤジの戯れ言と、いわれればそうかも知れないが、

でなければ陶芸、焼き物はいつまでも産業や趣味である。

つまりは安かろう良かろう。。。。か、老後のお楽しみ。

悪くはないだろうが、物足りないね。

陶産地である笠間焼は、これから何処に進むのだろうね。   出町光識


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~展覧会のお知らせ~
2008年6月6日(金)~6月30日(月)
 『筑波露月』
ぎゃらりー玄海 東京都新宿区新宿5-16-3 玄海第2ビル
(マルイメンズ館 ○IMEN 1F)TEL 03-3352-3105
まだまだ6月末まで開催してますので、ぜひ会場にてお会いしましょう。

by super-bird | 2008-06-19 17:53 | 美術to工藝
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