<< 恐怖する男と女。 そこに立つ訳。 >>
雑魚寝は養老の滝に棲む。
ですから展のオープニングイベント、南阿豆さんが身体表現をしてくれたおかげで、

パーティで酔いどれたグループ展参加者と他を、心地よく流れて2次会に行った記憶している。

無論呑みすぎたのでオイラは、記憶という厄介なものは、電柱傍のゴミ箱か、ゴミ袋に盗まれて曖昧。


たぶん目白駅の山手線の線路脇階段を降りて、小さな多国籍居酒屋に潜んだろうと思う。

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【ですから展09FUURO 南阿豆舞い
             写真提供 志ん弥】

そういえば先ほど歩いた階段で思いだすのは、南阿豆さんの【死】の舞い。

FUUROギャラリーの1・2階の階段を、黄泉の国つながりのように巧く使っていたなと、楽しかった。

路上からもギャラリーないを覗いてくれて、いつの日かのバーバー大野【花陶実験室】を思い出したりした。


2次会へと向かうオイラは、酔い千鳥足に階段の一段一段を確認踏みながら、メトロノームと記憶再生。

南阿豆という身体が憑依した錯覚。それもそのはず今宵の舞いは幽霊だったし、白い南阿豆さんも風流か。


彼女の表現は残してきたあの世とこの世に揺れ、まるで古事記の黄泉から走り追っていたイザナミ。

頭のなかで呪怨のようにそんな妄想に遊ぶ。

是欲相見其妹伊邪那美命。追往黄泉國。爾自殿騰戸出向之時。伊邪那岐命語詔之。愛我那迩妹命。吾與汝所作之國未作竟。故可還。爾伊邪那美命答白。悔哉。不速來。吾者爲黄泉戸喫。然愛我那勢命【那勢二字以音。下效此】入來坐之事恐故。欲還。旦具與黄泉神相論。莫視我。如此白而。還入其殿内之間。甚久難待。故刺左之御美豆良【三字以音下效此】湯津津間櫛之男柱一箇取闕而。燭一火。入見之時。宇士多加禮斗呂呂岐弖【此十字以音】於頭者大雷居。於胸者火雷居。於腹者黒雷居。於陰者拆雷居。於左手者若雷居。於右手者土雷居。於左足者鳴雷居。於右足者伏雷居。并八雷神成居。於是伊邪那岐命見畏而。逃還之時。其妹伊邪那美命言。南阿豆令見辱吾。即遣豫子母都志許賣【此六字以音】令追。爾伊邪那岐命取黒御鬘投棄。乃生蒲子。是[才庶]食之間逃行猶追。亦刺其右御美豆良之湯津津間櫛引閉而投棄。乃生笋等。是拔食之間逃行。且後者。於其八雷神。副千五百之黄泉軍。令追。爾拔所御佩之十拳劍而。於後手布伎都都【此四字以音】逃來。猶追。到黄泉比良【此二字以音】坂之坂本時。取在其坂本桃子三箇持撃者。悉逃返也。爾伊邪那岐命告桃子。汝如助吾。於葦原中國所有宇都志伎【此四字以音】青人草之落苦瀬而。患惚時。可助告。賜名号意富加牟豆美命【自意至美以音】最後其妹伊邪那美命。身自追來焉。爾千引石。引塞其黄泉比良坂。其石置中。各對立而。度事戸之時。伊邪那美命言。愛我那勢命。爲如此者。汝國 之人草。一日絞殺千頭。爾伊邪那岐命詔。愛我那迩妹命。汝爲然者。吾一日立千五百産屋。是以一日必千人死。一日必千五百人生也。故号其伊邪那美神命 謂黄泉津大神。亦云以其追斯伎斯【此三字以音】而。號道敷大神。亦所塞其黄泉坂之石者。號道反大神。亦謂塞坐黄泉戸大神。故其所謂黄泉比良坂者。今謂出雲國之伊賦夜坂也。
                                     【古事記のその段から原文と南阿豆】


見てはいけない。

幽霊。もしくは女とはそんなものであるし。。。

それほどまでは舞いが美しいかは褒めすぎだろうが、彼女のそれは見てはいけない何かが秘そんでた。

オイラ個人的にも、水と土の芸術祭での新潟南区での田楽舞いと、数日立て続けに組んで仕事したので、

今回の舞い前日に、凝視避けたいほどに前回について話もしたしな。ハラホロヒレハレだ。

男。もしくはオイラ。はたまたは直前までいらした師 飯田晃一さんか。これすべてイザナギなりか。

南阿豆さん、今回もありがとうね。 【ゴメン。写真無いのよ。誰かアノ舞踏写真ください。ここに貼りたいので】



さてそのこんなに、2次会の酔いどれで薄暗い店内に入るやいな、お酒よりも反応したのは、

ドーナッツがつまったタイムマシーン。ポケットから銀貨小銭を握りしめ、ジュークボックスに落としこむ。

続けて指先がカラフルな数字と英文字の組み合わせボタンを遊び、懐かしのフォークソングが流れると、

まるで学生時代に戻ったような気がした。 これは嘘か。。。。この時代にはオイラはまだ小学生だから、

乗り遅れた学生時代かあ。それでも音楽はタイムマシーンで、あの頃のような味つけをしてくれる。

いくらか聞こえづらいスピーカーに、文句言いながらも耳をそばだて、10曲ぐらい口ずさんだ。

楽しい夜だ。こんな夜は久し振りな気がするね。お酒美味し。



グループ展不参加と言いながら、搬入から奇妙な参加をしてくた花阿呆こと華道家 平間磨理夫さんが、

YOUの糸井重里さんか、朝まで生テレビの田原総一郎さんのように2次会を仕切って司会ぶり。

コイツは本当に可愛い奴だ。ご両親からいただいた頭脳DNAの聡明さでありながら、大馬鹿者なのが良い。

ぜひ次回は皆さんに花を見せてあげてください。まあ見せなくても良いけど。秘すればナントヤラ。世阿弥。


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【ですから展・松田路子さん作品】

そんなこんなに盛り上がる会話に、いつもの何かとお世話なる笠間焼陶芸家 松田路子さんも、

いつもとは違った作品つくりと、【死】というテーマに自己確認ができたようです。嬉しいかぎり。

みなさんと交感の刺激もあったらしく、楽しい様子にひと安心。彼女とは陶芸家仲間の会からずっ~と、

このような機会を約束していたし、実現できたことにオイラの肩の荷も少しおりた。(新潟もね。)

姥捨て山ならぬ、いろんな意味で大きな松田路子さん?を、背負ってきたかいもあったかな。楢山節考。

次はどこへ運びましょうか。重いけど。。。。


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【ですから展・みどり根子さん作品】


そんでもっていつもの静かちゃんでお淑やか?と、まったく違って酔いどれてカワイイ暴走機関車?だった。

みどり根子さん。酔いどれ天使にあふれる感情の豊かさが、これまた作品同様に素敵でしたよ。

真面目な彼女は絵と確りと向き合い、確実にですから展のテーマ【死】ということを考えながら、

このところ5日間ほどよく眠れなかったからね。そんな風に酔ってしまったんだろうな?きっと?きっと?と、

心配していたら、キッチリとオイラをイジメくれました。ははは。SとMですな。これまた良しですよ。


その後2次会もお開きで、3次会に向かった最強メンバーは南阿豆さんハウスで雑魚寝。

中央線。中野。懐かしいさ。学生時代。アパート。すべてに若返りと学生気分になりましたよ。

それもそのはず、まだまだ平間磨理夫さんが作品とは何だ~!死のテーマとは何だ~!と

田原節で朝まで生テレビ状態でしたからね。みんなと一緒で楽しかったので、

あまり喋りたくないオイラでしたが、南阿豆さん手作り特製梅チャーハンを、

韓国陶芸家 オ・ジュヤンさんが、お土産韓国海苔でマキマキしながら食し、

出町節爆言も飛び出しましたね。被害者の方、ははは。ゴメン。



朝、窓の外はしっとりと雨。

布団をたたむ。すべての儀式の終りはいつも寂しい。さようならだ。


東京の緑多い路地裏を抜けて、始発電車に乗ろうとゾロリと駅へ歩く。もう先ほどまでの熱が嘘のように、

誰もお互いの顔を見ようとしないが、そこには神さまのおしっこか、雨だけがやさしい。


ありゃりゃあ~、オープニングパーティに来てくれたカメラマンSさんと、

ここって極めて御近所じゃないと思いつつ歩きもした。散歩ですよ散歩。でも極めて二日酔い。

いつもダメ出町にSさんありがとう。今回も顔のない石の塊 出町も化粧地蔵でゴザル。


みんなでガラガラな電車に揺られ、酔いすぎた己に自己嫌悪になりながら?一人独りと消えて、

バラバラに自分の棲みか戻って行くと、最後にみどり根子さんの後姿を改札口で見送った。

緑の葉が奇麗に雨に濡れた日。お誕生日おめでとう。飛んだハッピーバースデーの始まりだね。サヨウナラ。



雑魚寝はいいな。若返った養老の滝でしたよ。 みなさん、ですから展ありがとう。

それにしてもこんな阿呆なオジサンオバサンに、ギャラリーに見に来てくれて、なおも最後まで付き添った、

一番年齢も若いムサビ大学生の天草四郎さんは、大丈夫だったろうか?反面教師というのもあるし良いか。

みんな面白い。みんなオリジナル、個性の持ち主だね。サヨウナラ。


それにつけても気持ちが悪い。二日酔いか?それとも人間酔いに当たったか。

バスに揺られて茨城に帰る。たまにバス旅もオツ。はあ、流れる街路樹にみどり根子という名は、

木の姿そのものなのだと、思ったりもした。サヨウナラ楽しい日。


追記 寺坂安里さん、今度はぜひとも一緒に呑みましょう。約束だぞ。
    それでもって会場写真ありがとう。感謝。


上記の方々の作品は。。。。
★EXHIBITION-NEWS★
6月10日~20日 ギャラリーFUURO目白
東京都豊島区目白3-13-5イトーピア目白カレン1F   TEL 03-3950-0775
第1回 @PARTY ですから展              
※異種アーティスト絵画・版画・彫刻・陶芸・写真・舞踏などのグループ展。



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by super-bird | 2009-06-13 05:03 | 気になるおしゃべり
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