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カテゴリ:草花( 32 )
椿接吻
運転席からおりて、乗っていた自動車にオートロックをしながら振り返る。

土埃が銀色に光る流線に、ひとつの赤い点。

フロントボディにひっそりと花びらが1枚。

キスマークの口紅ようだった。椿かな。

同じように進む前を向き、同じ方角へと風をきって走っていたのに、

そんなことにも気がつかなかったのか。

知らず知らずにどんなであれ、

過去へ流れる景色の時間に、浮気をされたかな。   出町光識



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~展覧会のお知らせ~
出町光識展  12月2日(水)~12日(土)
東京都豊島区目白3-13-5イートピア目白カレン1F
TEL 03‐3950‐0775
※1階・うつわ展。
  2階・『産土神シリーズ』写真とワークショップ展です。 在廊日・2・3・6・7・8・11・12日
  
http://gallery-fuuro.com/



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by super-bird | 2009-12-03 15:10 | 草花
生きろというエロス
何を撮影した写真かわかるでしょうか?

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11月9日。新潟市南区アグリパークにて稲刈り。

6月に『水と土の芸術祭』のため、白根地域の人たちと植えた『泥花』。

そこで育てた古代米。収穫祭後の空土メンバーと、地域農家の方との刈入れをした。

農家の方から借りた、新潟特有の鋸型の歯をした稲刈り鎌を持ち、

手刈りというなれない作業に、腰をかがめて、素足のままに、オイラは泥水につかりかった。


冷たいと頭で決めつけていたが、以外と泥田の水はぬるかった。なんでだろうね。


天候はこのとこの暖かさに恵またしね。花ひら型畦のすべての稲穂を刈り終りまでもち、

終えた昼食時に向かおうとすると、ぽつぽつと雨が降る。


日ごろの行いが良いのだなと、楽天的なオイラ。


それでも、雨とは何の涙だろう。そんなこと思い、新潟の空を仰いだ。

すべては語らないが、刈入れの最後まで泥田に立ち、

現場に残った者たちの複雑な心には、しっとりとやさしかったに違いない。




冒頭の写真は古代米の接写で、コシヒカリなど比べると籾から出ていて

のげが長くて美しい。



泥の匂い。稲穂の精気。

種籾から育ち、春から夏と花を謳歌させ、秋の約束の刻まで生き抜いた涙粒な穂。

鎌を手に泥田に立ち作業をする男女は、地上で繰り返される生命力に酔う。

腰をかがめて疲れる下半身。ぬるい泥水。足の指先をぬける泥。

足にまとわりつく重い水が、春を思い出させる。

男女が田楽に神真似し、神を挑発したことが、この実りなのだと知る。

手にした涙の籾は輪廻にある生死にいて、精子に似ていた。


未来へと、生きろということだろう。



  
『俯いた女子中学生は、どうしているのだろうな。』





  出町光識



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by super-bird | 2009-11-11 00:04 | 草花
下妻物語と放浪記
朝6時半くらいまでアトリエで展覧会に向けて小さなオブジェ作り。

細かい貼り絵のような粘土作業に、目がショボショボなので、8時まで仮眠。

その後、下妻ジャスコに20分ほどの距離を、自動車で出かける。


田舎にはイベントがない。正確には赤貧のぼくにはイベントがないかな。


下妻と言ったらジャスコだっぺよ~と、9時に大きな駐車場に集まり、

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新しくこの秋に増築拡大するのにあたり、『イオンふるさと森づくりの植樹祭』に参加。

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いろいろな植物の苗木を10000本、地域住人の集まった約1000人で植えました。


日常では家のまわりの草むしりも、庭弄りもしないのに、

本日は黄色いスコップ片手に、粘土ではない、土いじりでしたね。

木を植えるということは、心に何かを植えることなのだなと思いました。

植物と同じように心も育つのでしょうかね。


オマケに下妻ジャスコさんから、お菓子や飲み物、トップバリュー商品やTシャツ、

エコバックに、使用したスコップとお土産付き。少々生活も豊かになりましたよ。


お昼12時からは、近所にある神社で地区集会があり、『三世代の集い』に立ち寄りました。

そこでは新米のおにぎりを、何個もごちそうになりました。

ここいらの御米は本当に美味しく、銘柄は茨城産のコシヒカリといいます。


『お腹がすいたので、オニギリはうまいんだな~。』 もう、ぼくは山下清さんです。


その後、午後の仕事は国文祭関係の文書校正。

粘土の貼り付けではなく、文章に文字の貼り付けですね。


夕方からはまたアトリエで細かな粘土貼り付け作業なんだな~。

不思議と疲れていると、何か仕事をしたくなるのはなんでなんだろう? 


植物時計の1日でしたね、植樹祭と収穫祭なり。 出町光識


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by super-bird | 2008-09-29 01:41 | 草花
秋草
本日久しぶりに、北大路魯山人さんの図録を2冊見た。

あまりに長いこと、見ていなかったこともあるのだろう、

良いなと感じた。ぼくの1番のお気に入りの作品は、

記載されていなかったが、生地、絵付け、共に心をくすぐった。


小学校中学年から中学校1年生まで、書道塾に通っていた。

4段まで段位を取って、思春期に他人の目を気にして、

何とも女の子っぽくって恥ずかしく、行くのをやめてしまった。

ずっと続けていたら書家になっていたかもしれない?

そのくらい墨をする匂いと、半紙に染みる墨汁、筆が紙にあたる感触が好きだ。


魯山人さんの書画は、お気に入りの作家のひとりである。

創作のヒントを貰った気がする。いつの日か、心のタイミングがあった時にでも、

新しい自分の織部のひとつに加えてチャレンジしよう。


スズムシの自分に成れたときにでも。。。。。ね。

少々時間がかかるかもしれないが。。。。。

今年の夏は草刈をまったくしなかった。雑草は生命力がある。

秋に想うそんな感じの織部。。。。魯山人みたいにはいかないだろうけど、

やはり書画の筆使いは、楽しいものですね。  出町光識


展覧会のご案内 
出町光識 展/Mittsunori Demachi 陶器
2008年9月9日( 火)~9月16日(火)11:00~19:00
サボアヴィーブル・港区六本木5-17-1 AXISビル3F 03‐3587‐0318

http://www.savoir-vivre.co.jp/gallery_info.htm    

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by super-bird | 2008-09-13 16:18 | 草花
壁に観にあり
個展という展覧会が始まっても、ギャラリー会場に作家自身が、

なかなか付っきりでは入られないですわ。

ぼくのような変わり者を見たいという、物好きも輩も少ない?いない?だろうから、

うつわの作品だけが並んでいる方が良いかも知れないね。

沈黙は金なり。(まあ、雄弁は銀なりだけど)

創作したものがこの夏のすべてだから、それでよいかな。

40男はチマチマ家計を節約での、貧乏芸術家。都心に出るのも懐がつらいものだしね。

(芸術は短し、人生は流し。。。。ん、お疲れマイナス指向かな。)

茨城の田舎で、雑草の近くにいて、コオロギの鳴き声を聞いているのも

お疲れモードや赤貧にはおつなものですし、贅沢でもありまあす。


でも、次に次にと創作はしていますよ。呑んだくれだけではない。(ホントウデス!)

夜中はM美術館で行ったベルギークレアムのハンディキャップアーティストとの

コラボレーション作品の窯焚き焼成で、ファイヤー!


午前中は幼稚園のかわいい子供たちと、国文祭の幟旗のペインティングワークショップ。

『ね~、見て見て来て~、コッチコッチ』と自分たちの作品を、どの子もオリジナルに主張する。

いいね。みんな絵の具だらけのアーティストガキ大将&お転婆さん!!グ~だよ。

どんどん先生たちを驚かせ、大人たちを戸惑わせてほしいな。


誰が言ったか御釈迦さん?『生・老・病・死』 四苦のなかに、どんな人も生きている。

まだそんなことに、具体的な苦しみを感じる前に、5歳や6歳の子供たちは

感動に弾けろ子供たち、子供であったことを忘れた大人な都合だけを振り回す、

身を守る保身の壁だけを作り、くたびれ果てたずっと昔の子供(大人)を、

創作の台風で振り回せそれでいいのだ。


それこそ創作の源かも知れないし、その壁こそが越えるべき創作の送受信。

ぼくも子供たちみんなの、ちいさな太陽みたいな体温を感じながら、

自分周囲にいつの間にか築いた壁を、打破するぞ。

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東京の煉瓦塀に名の知れぬ植物に話しかけられ遭遇したよ。

ぼくの疲れなんてなんだ~、糞だ~ね。 頑張るんだと思ったよ。

自分の壁を打ち破れ!

どんな壁にも、苦難な状況にもひび割れがある!

その隙間の闇と光に、自己の鉄杭をバッテンパンチ!!!

そこに咲く花がある。実る生きるがある。   出町光識

展覧会のご案内 
出町光識 展/Mittsunori Demachi 陶器
2008年9月9日( 火)~9月16日(火)11:00~19:00
サボアヴィーブル・港区六本木5-17-1 AXISビル3F 03‐3587‐0318

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追伸 これから国文祭の会議2つ。。。。。ヘトヘト(悲)(笑壊)
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by super-bird | 2008-09-11 17:34 | 草花
紫陽花
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  この場所。


  その場所。


  あの場所。

それぞれどの場所でも、移り気な色といわれてしまう紫陽花。


天を仰いで雨だれに恋する顔色は、いつだって青二才で、心はブルーさ。


運命付けられた場所に根をはり、


土に溶解された宿命の血液を吸いながら、


己の咲く花の色は少しずつ他人とは違ってくるもの。


本当のことをいってしまえば浮気者でなく、素直なドラキュラなのだ。


すべてを受け入れて、相手の様子に恋染まるだけ。


それって積み重ながら生きていれば、なかなか難しいこと。


心のひだのように小さな花は傷つきやすいから、


お互い寄り添い集まって、よく弾む蹴鞠玉か、心のように身を寄せ合う。


ふと、まるでまだ実際にはこの目では見たことのない地球という


暗闇に光る青い惑星という生命の塊だとも思った。


ミクロマクロなものは、すべて同音の調べと雨だれに、渇いた心へと落ちてくる。


きっとぼくの心の下の下、吸い上げる運命と宿命も


紫陽花なドラキュラか、ひとつの惑星なのだろう。     出町光識



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by super-bird | 2008-07-04 03:37 | 草花
不在
知人Yさんの展覧会を前日に見そこねてしまい、再び南宇都宮へ。


花を素材した展覧会は誠に難しい。

生き物が素材だけに艶かしく魅力はあるが、

時間のうつろい、乾燥の水遣りなど、人の手間など制約や拘束が多いから、

あまり見かけることも少ない。


展覧会を眺め見るうちに、気にかかることがあった。

昨今オシャレなものが流行である。

そこに人の気配がなければ、神聖なるものだと言わんばかりな風潮。


はたして人の気配や、人の匂い、人不在なものに

人が心をときめくことが健全なのだろうか、とても気にかかる。

あまねし、総じてというならこそ、そこにも人の何がしか存在することが、

聖なるものだろうと思う。


約束する季節の縁に花を切り、命を絶ち、何故を立たせるのか。


花なのか?

己なのか?

客人なのか?


問答することに花を生ける人の存在や、心があるのではないか。

活け手を心から、尊いと思えば尚更に辛口にもなる。


生き死ゆえの死後の闇。

それより暗し(暮らし)人の心の闇があってこそ、神聖であると信じたい。

世に人の不在なれば、価値などは人は見つけだせないはず。

無論、人が万物の長という意味ではないことは、念をおしてしかるべきだろうが。


花の展覧会ではあったがオシャレな白い空間に漂う、

薄い空気に、そのような闇を感じた。

白い闇、根は深し。。。  出町光識


追記 いつもながらに華人に手厳しい無礼さをすみません。
    こんな出来事を昨日見かけた。
    舞踏に使わずいたシオレカケの向日葵の花をMさんが手渡す姿。
    Mさんは花だし、花も本望かと。。。そしてこちらの心にもやはり花が咲いた。
    上手く言えないが、そんなことかな。(失礼)


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~展覧会のお知らせ~
2008年6月6日(金)~6月30日(月) 『筑波露月 玄器・黒いうつわ』
ぎゃらりー玄海 東京都新宿区新宿5-16-3 玄海第2ビル (マルイメンズ館 ○IMEN 1F)
TEL 03-3352-3105

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by super-bird | 2008-06-01 19:03 | 草花
紅白
人も老いるが、物事も老いる。

すべての現象が、四季のうつろいに士気や色の輝きを見失い、

強く握り締めているはずだろう掌から、すり抜け風に飛び去っていく。



知らない間に、庭の片隅に埋めたチューリップの球根が、

赤い花をつけていた。

朝靄のかかった白い世界に、ただ紅一点燐としていた。


庭などと言えるものがあるわけでもないから、その存在は尚更に嬉しい。


忙しいさに心を亡くす。忘れていたね。

それでも静かに、ダイナミックに新たな生命は開花するんだね。

紅白。めでたいね。       出町光識


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by super-bird | 2008-05-04 06:48 | 草花
すべてはひとつ
朝方、散歩に出たとき菜の花を、

自然からおすそ分けしていただいた。


黄色い菜の花は、なぜかな~、心を温かくしてくれる。

川べりに自然に咲いている?とはいえ、

いい歳のオヤジが花摘みはなんだか照れくさいので、

まだ暗いうちに摘んできた。


菜の花はみんな、西を向いていた。

気のせいだろうか?


もう直ぐ太陽が昇れば、東を向くのだろう。

すべてはひとつの方向にむくのだね。

菜の花はそんなことを今日は教えてくれた。  ALL ACCESS!  出町光識

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by super-bird | 2008-04-29 06:02 | 草花
枝、枝、枝
枝というのはどのように伸びているのか観察したことがありますか。

様々な形で木々の植物は伸びていますが、

1番ポピュラーなのは二股に分かれていくものでしょうかね。


何故そんな話をしたかといえば、

先日東京に滞在した折に、小原流会館にあるESPACE OHARAという

ギャラリーで 『I空間 XⅢ 伊藤庭花・岩田佳川』 展を見に行ってきたからです。


その会場にある伊藤庭花先生の作品はまさに圧巻で

枝、枝、枝、枝、枝、えだ、えだ、えだ、エダ、エダ、エダ。。。。。。


庭花先生は、ぼくが展覧会などでお世話になっている

平間磨理夫くんの師匠にあたり、ぼくも何かとお近づきになりました。


もともとは平間くんと出会う前から、庭花先生の名前や作品だけは知っていて

ぼくも展覧会を毎度行なっているT‐BOXなどでも、

画廊オーナーの高橋盛夫さんが、素晴らしい方と話題に上げていました。

小原流に留まらず、生け花の世界の指折りのアーティストだと言っています。


庭花先生による枝の生け花は、空間全体を縦横無尽に枝が走り回り、

上から、下から、横から、斜めからと見ているこちらが

枝なのか、根っこなのか判らなくなる不思議な空間を作り出していました。

それは作品と距離を置いての感じることで、その作品の中で体感するように

入り込めば迷路迷宮に思考が遊ぶようでもあります。

それから視野の焦点を枝の表面へと近づければ、

バラやクレストなどの花や葉っぱの細かく砕いたものが、枝に塗されています。


ミクロマクロな作品ダイナミズムは繊細でもあり、

庭花先生の人柄の明るさや、細かい気遣いの思いやりをも連想させてくれます。


今回の東京滞在の時には搬入打ち上げの宴席にも呼んでいただいたり、

銀座松屋さん個展の応援までしてくれたことに感謝がつきません。


庭花先生と平間くんが別室で話をしている時に

ぼくは独りで会場にて枝を眺めながら、植物の枝というのは二股に分かれて、

なおも勢い良く自分の生命を謳歌させる為に伸びている様に、

お二人の師匠と弟子の活躍の場の姿をダブらせました。


ぼくのような若輩者が言うのも失礼とは思いますが、

これからもお二人のそれぞれの生け花を楽しみにしています。   出町光識


追伸・庭花先生!宴席でぼくのBlogを読んで頂いている事実には、嬉しくも驚きました。
    そして平間くんの作品や心に、沢山の庭花先生が住んでることも改めて知りましたね。
    これからも酔っ払い小僧?共々にお相手してくだけたら嬉しく思います。    
    いろいろとありがとうございました。


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by super-bird | 2008-02-02 05:00 | 草花