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島国の血
日本は島国である。

海に囲まれていることから

彼方からの外来者信仰が根深く浸透している。


その反面、島独特の宇宙観というのか

小さい物の中や自己内面に目を向けて独自の宇宙を見出す。


時に枯山水の庭や床の間。

箱庭や茶碗に。


もちろんその小ささゆえに逆に

宇宙につながりやすいのか、

もしくは心の奥底にとどきやすいのかな。


15年間そのギャラリーで仕事をしたいと夢見てきた

オーナーIさんと2時間ほどお話をした。


お互いの心の何かが熟すように

仕事をすることになった。

それまですれ違いが合ったり、迷いの中で

やっとやらなくてはいけないことを

年齢の大きく異なる立場で見つけたのかな。


良い意味で充分と歳を重ねているIさんの思いを

作り手として時間がかかるのだろうが

形(かた・ち)にしていきたいとつくづく感じた。


(かた)は決まりました。

あとは(ち)を受け継ぐことかな。     出町光識


島国の血_d0074542_21223950.jpg

(写真 07・3玄海個展より)


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by super-bird | 2007-03-11 16:08 | 気になるおしゃべり
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