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仮説住宅
この季節は黄色く薫る柚子を頂くので

湯船に柚子を浮かべて、柚子風呂と洒落て体の外側から温まり、

スリランカ産の紅茶に柚子をギュッとしぼり、

お手製の柚子紅茶を作って体の内側から温まる。

健康に良し、味良し、香良し、すべて良しである。


さて、今宵は久しぶりに陶芸家ぶって焼き物の仮説話。


内側と外側があることが多くの焼き物のかたち、立体である。

それは彫刻などの粘土造形とは違い、

火を使い焼成1200℃前後という通過儀礼を行なうため、

爆発し壊れないように内側に空間を作る。


何ものか自分を遥かに超えた絶対存在に、一度はそのかたちを委ねるためかな。

入り込む懐が広くなくてはいけないのだ。


(僕のように心根が小さい人間には、そここそ見習わなくてはいけかったりして。)


内側に空間を作る焼き物は彫刻造形とよりもむしろ、

建築の方に近く似ているのかも知れない。


空間を作っていくと言うことでね。


すべての焼き物はこれ建物でアークテックベースということになる。


アトリエで最近作っている壺や花器には

夜な夜な仕事いる精霊たちが寒さを凌ぐため、住みかにしているに違いない。


いやその前に野良猫が今日も寝ていたか。

焼き物、これ建物如しという仮説でした。 お粗末。   出町光識


追伸 柱のない構造物 焼き物。このような仮説に手抜きのない様
     構造問題には気をつけて日々精進かな。


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by super-bird | 2007-12-11 02:56 | 気になるおしゃべり
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