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恋する作家
恋と創作はおそらく同意語で、同じありさまである。

成就しない独りよがり?もしくは死をもって留め置くもの?

誰が言ったのだろう。

恋をすると誰でも詩人になるとは。

恋するのみが作家である。



恋すると人間は気違いになり、間違いを起こす人間になる。

恋と変がにているようにね。


だから生活という安らぐ場には恋は存在しない。

人生を走るという衝動にこそ起こる、恋は衝突事故のようなもの。

気違い、間違いだから、けして生活≠人生にはならない。


恋さえあれば、お金も家柄も地位も権力も安定もいらない。

そのような普通に必要なあたり前のものは、恋には1番似合わない。

恋はいつだって理由のなき衝動(好き)だからね。


そんな過酷な状況のなか、

恋することは全身全霊を使い、永続は意外に難しい重労働だから、

疲れやすい人間は愛というものに安っぽくすりかえる。


時に神に誓ったり、契約(結婚)して、

あたかも人間の心にはそのようなことが大切なふりをして、

恋の成就した形が愛だと、曖昧模糊の幸せの闇に衝動を包み隠す。


本当の真意は気違いや間違いだらけの恋よりも、

普通生活で、お金や家柄や地位や権力や安定が欲しいのだ。

だって考えてしまった時点で、恋は愛にしたほうが打算的には良いのだから。


愛ある生活を求めますか。

それとも恋する人生がどうしても必要ですか。


では、恋するのみが作家なら、

どのような風が吹く場所に作家とは存在しますか。   出町光識


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by super-bird | 2008-04-15 01:14 | 気になるおしゃべり
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