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心も肉体である。
お盆の幽霊というわけでもないが、珍しく益子などに出没して、

益子焼 若手陶芸家の知人の仕事場に驚かせた。猛暑のつづくなかで、

知人の身体も弱っていたのだろうが、話す内容の転がり方が、どうも暗くていけない。

心が陰にこもった方向に進みがちで、少し気が滅入った。

心も暑さで茹ってしまったのだろうか?なんとなく焼き物の話をして退散。。。。


さて、いよいよ盛り上がりをみせる北京オリンピックを連日視聴観戦してるが、

選手たちのメダルや記録を目指す姿勢のなかで、身体と心の連動や、そのバランス、

モチベーションの持っていきかたが話題にあがっている気がする。


恵まれた身体能力を生まれながらに持ち、その上で心を鍛えあげて、

さらに身体も肉体改造し高めていく。そんな超一流のアスリートは美しい。


運動する身体のパワーはすべて肉体からでる。

それと連動しなければ発揮できない心の在りかは何だろうと考えると、

曖昧に胸が熱くなるような感情的な場所でなく、脳にあると考えるほうがよいかもしれない。


つまり、選手の身体能力は、肉体筋肉や脳内意識の連動で、

世界王座や記録に向かっていることになる。そんな強靭な肉体と意識も持たない者の

想像でしかなく、妄想の狂人かもしれないが、 そんな眼差しでテレビ観戦している。


陶芸家?の自分にそれらを置き換えてみても、手だけで何かを作り続けることは難しい。

手で考えて(感じて)作ることも大切だが、より良いものを作ろうと考えないことは、

ものつくりの罪でもあるはずだ。器の仕事も、呪物(オブジェ)の祈りも

脳内意識の心が基になっている。それは脳内で経験、認識、思考により、

実行する意識を持ち、状況で行動を変えながら、手で証言する。

その脳と手の連動が必要不可欠なのだろう、でなければ文字通り、

上手にきれいな物を作って小手先になってしまう。そんなとろこに美の正体などはない。


無いなりの脳みそで、もっとそのあたりを考えていこうかな。下手な考え休むに似たりか?

ありゃりゃ、無いなり脳?ということは、ぼくには心が無いということですな~。  出町光識


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by super-bird | 2008-08-16 04:56 | 気になるおしゃべり
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